HOME  >  今井愛管理栄養士の健康コラム  第5回「血糖値を下げたいなら食改善+運動しよう」

今井愛管理栄養士の「健康コラム」

自分の血液は変えられることを知っていましたか?
第5回「血糖値を下げたいなら食改善+運動しよう」


  フリースタイルのこのコラムをご覧になってくれる方は、運動している人ばかりですからこの題名は該当しないかもしれません。でも、周りのお友達はいかがですか?血糖値が上がってきた~という友達がいましたら、是非、プールにお誘いください。

  水が苦手な人はフリースタイルのプライベートレッスンから始めるのも良いと思いますよ。(ちなみにフリースタイルのスタッフでは原と野口がパーソナルトレーナー資格を保持し、鈴木が健康運動指導士の資格を持っていますので、ダイエット指導が可能です.お気軽にお問合せください)

  さて、今回は運動処方についてではなく、インスリン作用不足が主要要因である1型でもなく、遺伝的要因に対して生活習慣などが原因によって生じる「2型糖尿病」についてお話します。

高血糖を放置するとどうなるの?

  「血糖値が高い状態が慢性的に続くと、全身の動脈を痛める原因になります。更に、脳の老化を早めることにもつながります。高血糖と高血圧は、老化を促進し、認知症の発症を早めることが明らかになっています。認知障害を予防するためにも、血糖値を安定させることはとても大切です。

  血糖は、全身の動脈中に存在するので、慢性的な高血糖を放置することは毛細血管や循環器に関する臓器や器官を病気にさせてしまうことになります。

糖代謝異常の判定区分ってどの位?(日本糖尿病学会糖尿病診断基準2010 参考)

  では、ご自分の糖代謝状態を、下記データを基準にして見てみましょう。

① 早朝空腹時血糖値 126mg/dl以上
② 75gOGTT(75gブドウ糖を飲む)2時間値 200mg/dl以上
③ 随時血糖値 200mg/dl以上
④ HbA1c(JDS値) 6.1%以上(国際基準で6.5%以上)
⑤ 早朝空腹時血糖値 110mg/dl未満
⑥ 75gOGTT(75gブドウ糖を飲む)2時間値 140mg/dl未満

①~④のいずれかが確認されると「糖尿病型」になります。
①~③のいずれか+④が確認されると、「糖尿病」になります。
⑤及び⑥が確認されると、「正常型」になります。
①~⑥のいずれにも該当しない場合は、「境界型」になります。

  血糖は、膵臓のインスリンが、血液中から糖を細胞に取り込む働きをしたときに下がります。運動する人は、この血糖の細胞への取り込みによってエネルギーを得ています。だから、運動量の多い人ほど、糖の多いご飯や麺やパンをしっかりと食べますね。

  しかし、肥満や高血圧、中性脂肪値の高い人やHDLコレステロールの低い人は、インスリンの働きが弱くなり、同じインスリンの量でもちょっとしか血糖を取り込めなくなってしまう人が多いといわれています。

  沢山食べてもエネルギーにならなかったら困りますね。また、運動しても、中性脂肪も利用されずに、運動したことをいいことに更に食べてしまい、更に体重が増えるという悪循環が生じます。

糖尿病になり易い人は?

  体重が多くなっている人は、まず、太り過ぎていないか気にしてみてください。脂肪細胞は、インスリンの効果を下げてしまいます。

  また、脂肪の多い食事をしている人や、野菜不足による食物繊維不足の人も気を付けましょう。血糖値が上昇する原因になります。

元気な体を維持するために定期検査は大切です

  運動量が多い人は、血糖値が安定しています。運動量が多いのに高血糖になっている人は栄養指導していて実感しますが本当に少ないです。 ですので、運動しているのに、血糖値が上がってきたという人は要注意です!食事の量や食べ方、内容を早急に見直しましょう。

  血糖値が高いのを放置して食事改善をしない生活を続けることは、風邪をこじらせて肺炎にしてしまうようなものです。脳の老化を促したり、透析のリスクを下げるためにも定期的に血糖値を測定することが大切です。

  お酒や夜食が多くなっている皆様、定期的に運動するように、あるいは血糖値の測定をしていますか。 いつでも元気にプール生活を楽しむために、必ず検査をしてくださいね。

体重が落ちなくても血糖値は改善!?

   運動不足で血糖値が高くなり運動を始めたのに体重が減らない!という友達がいましたら、血糖値は?と聞いてみましょう。体重の変動がなくても定期的に運動することによ、血糖値が改善することが明らかになっています。 つまり、楽しく定期的に運動する環境に連れ出すことは血糖コントロールのためにとても大切なことなのです。

  そして、だらだら食いをするのではなく、規則正しく食事することで、血糖コントロールがさらに改善します。仲間みんなで声を掛け合い、予防していきましょう!

※Webサイトに掲載の見出し・文章・イラスト・写真・商標の無断転載を禁じます。

今井愛(いまいあい)管理栄養士

今井愛管理栄養士

神奈川県鎌倉市出身。今井愛食生活事務所 所長。フリースタイルがトレーニングマネジメントしてきた競泳選手をはじめとして競輪、スピードスケートなどの世界と戦うトップアスリートの食事と体調管理のサポートを担当。的確なアドバイスでアスリートらの競技力向上に多大に貢献している。血液検査のデータから読みとる選手の体調管理とトレーニングとの相関関係の分析には定評があり、日大文理学部の野口智博教授からの信頼も厚い。「食から元気に!」をモットーに神奈川県を中心に、神奈川県体育協会、横浜市体育協会、市町村等に、スポーツ栄養支援や食育活動を行っている。

これまでの今井愛管理栄養士の健康コラム

これまでの今井愛管理栄養士の栄養コラム

マスターズスイマー

プライベートレッスン

ジュニアスイマー

  • Mail
  • Facebook
  • Twitter
  • PAGETOP